2018-01-01から1年間の記事一覧

【飲食コンサル事件簿】第2回『社長が変われば社員も変わる… 社員は社長をお手本にしてます!』

7月に入って、売上がいい店、悪い店… 明暗が別れてきました。 社長のビジョンがきちんと見えている会社。社長がどこを目指しているのか分からない会社。売上のいい月は差があまりでませんが、売上が悪い月ほど差は歴然としてきます。 前に、このコンサル事件…

【飲食コンサル事件簿】第1回『会議が社長の説教と井戸端会議で120分…!?』

私が初めて、ある企業の幹部会議に参加したときの話です。社長からこのような会議開始の言葉がありました。 「今日はみんなの話から聞こうと思う。で、最後に俺のほうから一言話したいと思う。その前に、5分間だけ話す時間をもらう…」 そして、社長の話は5分…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』 〜破産人〜第10回

『 アルカトラズ』という化け物店舗が、ただの飲食店従業員だった私を独立へと導いてくれ、そして、成功者という名声までもたらしてくれた。 しかし同時に、経営者としての姿勢、努力、知識といったものを得 る機会を奪っていったのである。 ともかく、当時…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』 〜破産人〜第9回

初めのうちに苦労をしておけば…もっと勉強をしておけば…社員とコミュニケーションをとっておけば…と、当時のことを思い返すと、反省 点ばかりが上がってくる。 今、独立したばかりで、なかなか売上が上がらず悩んでいる経営者の方は、焦らず、あきらめず、今…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第8回

しかも、当時の私は、各メディアで頻繁に取り上げられていた。 秋田の片田舎で貧乏に育って、東京へ出てきてもお金がなく貧乏生活。 毎日が仕事ばかりだった田舎者の私が、一夜にして「飲食業界の異端児」としてもてはやされた。 もちろん私は有頂天になって…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第7回

とはいえ、そこで、飲食の社長達は、さまざまな本を読んで勉強したり、講演を聞きに行ったり、周りの社長のやり方を学んだり……なんとか会社を軌道にのせようと努力し、社員達も必死に試行錯誤するのだ。 そんな試行錯誤の中で、社長と社員の一体感が生まれた…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第6回

なぜ、アルカトラズの大成功が破綻への一歩だったのか……。 これから、説明していこう。 大抵の飲食業の社長は、自立はしても、1店舗目の売上がなかなか 伸びずに苦労したり、銀行からお金を借りられず、2店舗、3店舗目を作る 資金がなかったりと、会社が小さ…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第5回

世の中は、相変わらず不透明な先行きだったが、「アルカトラズ」 は順調な売上で、2号店、3号店と店舗を増やしていき、売上も着実に伸ばしていった。 特に、2号店の銀座「アルカトラズAD」は、開店から3年間で12億円を売上げ、利益は4億円以上。 まさに、バ…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第4回

そして、1998年1月29日。いよいよ、六本木に『アルカトラズBC』がオープンした。オープン当初から想像以上の売上を記録していった。60坪で2500万円を割ることはなかった。 世の中は、バブル後の暗い空気に包まれていたが、私には、遅れば せながらバブル時代…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第3回

時はさかのぼり……1997年。 バブルが崩壊し、山一証券が破綻したこの年に、私は会社を設立した。 日本は、景気が冷え込み、先の見えない時代が訪れていた。そんな中で会社を設立。 1号店の刑務所レストラン『アルカト ラズBC』を六本木に作るための資金調達は…

『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第2回

2011年10月3日、午後1時15分、私は第1回債権者会議が 行われる東京簡易裁判所の会議場にいる。 自分の座る席は前方で、債権者とは向き合うようになっている。そして、座る席の名札には"破産者"と書いてあった。 私は、"破産人"だった。 講演会などで、たくさ…

破産の真相<連載>

闇金から借りた500万円の借金から、エンターテインメントレス トランを作り、一世を風靡。 その後、テレビ番組「マネーの虎」で一躍全国区の人気を得る。 しかしながら、事業の低迷で個人破産の危機を迎える。2004年、地元秋田の郷土料理業態でなんとか復活…