『飲食店繁盛店作りと失敗からの脱出』〜破産人〜第7回
とはいえ、そこで、飲食の社長達は、さまざまな本を読んで勉強したり、講演を聞きに行ったり、周りの社長のやり方を学んだり……なんとか会社を軌道にのせようと努力し、社員達も必死に試行錯誤するのだ。
そんな試行錯誤の中で、社長と社員の一体感が生まれたり、それまでの経験で培った知識が生かされたりして、立派な会社へと成長していく。
だが、私の場合『アルカトラズ』がオープンした月から、何の苦労もしなかった。
資金で困ったこともなく、銀行のほうから「お金を借りませんか?」と来ているくらいだった。
経営についての本を読んだり、他の社長から学んだりなんてことも一度もない。
当然、社員達も苦労をしなかった。
黙っていてもお客様が入るので、集客するための販促を考えたり、 リピートをしてもらためのサービスの努力をしたり、といったことは、一切しない。
日々、沢山やってくるお客様の対応でいっぱいいっぱいだった。
社長と社員が一緒になって考え、苦労を分かち合う……そんな場面は1度もなかった。
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